【愛知県名古屋市】病児・病後児保育とは?その利用方法や体験談
子供の急な発熱時など、働くママはそう簡単には休めないですよね。わたしも今の会社に中途で入社した当時、息子は1歳、頻繁に熱を出しては保育園をお休みせざるを得ない日々でした。休むと周りの目が厳しい、納期までのスケジュール、休めたとしてもその分減るお給料。
そんなときの強い味方、病児・病児後保育について今回は私が住む名古屋市のその利用方法等々を書いていきたいと思います。
これから利用しようとしているママの不安が少しでも除けますように。
病児・病児後保育とは?
病児・病児後保育とは病気などにより保育園や幼稚園で集団で過ごすことができない児童について、保護者が就労等により家庭での保育が困難な場合に医療機関や保育所などの専用施設で一時的にお子さんを預かる事業を指します。
つまり病児・病児後保育とは子供が急に病気になったとき、あるいは回復期にある児童を医療機関や保育所などの専用施設で一時預かりする事業を指すよ 。
病児・病児後保育の違いとは?
- 病児保育:病児保育では一般的に病気の回復期に至っていないが当面症状の急変が認められない児童を専門の施設で保育看護します。
- 病児後保育:
病気の回復期であり、まだ集団保育が困難な期間の児童を専門の施設で保育します。
私が利用した施設は今のところ病児・病児後どちらも対応している施設で、預けるのに違いを気にしたことがありませんでした。
対象となるお子さん(名古屋市)
病児・病後児デイケア事業は、次の要件に該当するお子さんが利用できます。
- 市内に居住し、原則として生後6か月から小学生までのお子さん。
- 病気又は病気の回復期にあるお子さん。
- 保護者の勤務等の都合により、家庭で育児ができないお子さん。
(保育所等を利用するお子さんに限りません。) - 医師の判断等により、施設利用が適当と認められるお子さん。
名古屋市ホームページより
http://www.city.nagoya.jp/kodomoseishonen/page/0000099472.html
利用料金(名古屋市)
利用料は、世帯の所得及び利用時間に応じて下表のとおりとなります。利用料等は、利用当日に施設へ直接支払います。
また、給食やおやつ(※2)が必要な場合は、利用料とは別に費用がかかります。
保育料階層区分(※1) | 6時間まで | 8時間まで | 10時間まで |
---|---|---|---|
生活保護世帯(A階層) | 0円 | 0円 | 0円 |
市民税非課税世帯(B階層) | 0円 | 0円 | 0円 |
C階層(C1~C3)(所得税非課税世帯) | 1000円 | 1500円 | 2000円 |
D階層(C4~16)(所得税課税世帯) | 2000円 | 3000円 | 4000円 |
※1 保育料階層区分については、利用者負担額等決定通知書に記載されているよ!
※2 施設によっては別料金で給食やお菓子を提供してくれるところがあったり、お弁当・おかしは持参のみであったりと様々だよ。施設に要確認!
利用方法について(名古屋市)
詳しい利用方法は地域や施設で異なります。今回は名古屋市ホームページと私の実体験からその利用方法を簡単に説明します。
- 1.利用登録
施設で事前に利用登録をし「登録カード」を受け取る(登録は無料)※緊急の場合は利用当日でも登録可能。時間がかかるので前もっての登録を。登録時に印鑑、通知書、証明書が必要だったよ。利用登録票は各施設にあるほかホームページからもダウンロードできるよ!
(※登録の際必要なものは施設によって異なります。事前に施設に確認してください。) - 2.利用予約
電話で空き状況を確認の上、利用を希望する施設に利用予約をする基本は事前予約だよ。定員に限りがあるため、定員オーバーの際はキャンセル待ち制度で順に予約(利用)する感じでした。病気の症状によっては預けられない場合もあるよ。予約時に確認をとるのが確実だね!
- 3.利用申し込み
「申込書」(記入)とかかりつけ医に記入してもらった「利用連絡書」、「登録カード(行程1)」を提出し、利用申し込みをする医師の診察と連絡書への記入(書類)が必要だよ!申込書は各施設によって様式が違ったり、利用連絡書があっても施設に併設される病院での診察がマストだったりと様々です。要確認!
(※「申込書」及び「利用連絡書」は、各施設にあるほか、名古屋市ホームページからもダウンロードできます。) - 4.利用する
施設からの利用許可を受けて、利用してください。お子さんの状況によっては、医療機関での受診が必要となります。キャンセルの場合、入室が遅れる場合等は電話で早めの連絡を。
- 5.支払い
当日お子さんをお迎えの際に利用時間に応じて利用料を施設に直接支払う。別途料金が発生する場合もある。私が利用している施設(複数)は大体8時~18時までお預かりのところが多いよ!余裕をもってお迎えに行きましょう。
実際の体験談
ではここで実際にすだちが病児・病後児保育をいつもどのように利用しているかを時間系列ごとに見ていきましょう。
【1.利用登録・見学】
- 施設を事前に何件か見学する
- 利用登録をして登録カードを受け取る
※保育料階層区分が変更される4月、9月には登録カードの再登録が必要です。そんな時は施設を利用する当日に再登録することが多いよ。
【2.前日あるいは当日に病院にかかる】
- 病院で診察してもらい、病児保育を利用したい旨を伝え、利用連絡書を書いてもらう。
-
当日の場合は当日の朝に電話で予約を入れる。
- 施設によっては、かかりつけ医ですでに診察してもらっていても、施設に併設される病院での診察が必要だったりと様々なので、施設の情報を確認して診察してもらう。
【3.薬を薬局でもらう】
- 当日ならばそのまま薬と荷物をもって病児保育へ
【4.子供を預ける】
- 持ち物の確認や症状の確認、書類の記入などで少し時間が必要
- この時子供の様子を見て次の日も予約が必要そうに感じたらこの時点で予約ができることが多い。(お迎え時も予約ができる)
- 時間の余裕をもって利用しましょう
【5.お迎え】
- 施設の閉まる時間までに余裕をもってお迎えにいく
- 料金を支払う
- 一日の様子を聞きながら、持ち物の確認、症状の確認をする
- 必要ならば併設される病院で診察を受けて帰る
持ち物
持ち物は施設によって異なりますが、今回は私がよく利用する施設のもちものを紹介します。
【書類関係】
必要書類(登録カード・申込書・利用連絡票)/保険証/乳児医療証/母子手帳/お薬(薬剤情報)
【衣類・お弁当等】
お弁当・おやつ・のみもの/ミルク・哺乳瓶/着替え2~3組/紙おむつ(1日で使用する枚数より少し多め)/おしりふき/食事用エプロン/バスタオル2枚(お昼寝時に使用)/好きなおもちゃ
お子さんが好きなおもちゃを持参すると施設を初めて利用するとき等は特に、おもちゃでリラックスしてくれますよ!
まとめ
さて、どうでしたでしょうか。ここでは名古屋市の病児・病後児保育の利用方法、料金、体験談などを書いてみました。
実際に利用して思うのは、まず保育園よりずっと少人数なので子供一人一人にちゃんとスタッフの対応が行き届いているということ、病院が併設されている施設が多く、安心して預けられるという点です。
また施設によって、利用方法や持ち物、環境、スタッフさんたちの雰囲気が本当に様々です。事前の見学・登録をして家の近くに利用しやすい病児・病後児保育施設を複数見つけておくことをおすすめします。
このブログの内容は名古屋市ホームページや各施設のホームページを参考に実体験を交え記述したものです。最新情報やより詳しい利用方法等は、名古屋市ホームページやお住まいの地域の病児・病後児保育施設のホームページでご確認ください。